一般的にテーピングというとケガをした部分の固定や動きの制限をすることでケガの悪化を防ぐものとケガの再発や予防を目的としたものが想像されると思います。もちろん、患者さまの状態やケガの具合などによっては悪化、再発、予防を目的としたテーピングを行います。

～当院で行っているスポーツバランステーピング～

・筋肉の余分なブレを減少（筋肉の伸縮補助）

筋肉のブレとは、筋肉を使う際に起こる現象で例えば腕を曲げ伸ばししている時でも真っ直ぐ曲げ伸ばししているつもりでも筋肉自体はブレ（震え）ながら動いており、そのブレが大きければ大きいだけ力が逃げている状態となります。そのブレを減少させることでより無駄なく正しい方向に筋肉を使うことができ筋肉の伸縮補助の役目にも効果的です。

・過度な負荷がかかっている部分に対しての免荷

左右での筋力差や足のアーチ低下による身体の左右バランスの低下などによって左右のどちらかに負荷がかかったり、競技によっては足底に過度の負荷がかかっていたりします。負荷を極力減らすことで身体への負担の軽減や筋疲労の減少、そしてケガの予防にも繋がります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この二つを軸としたスポーツパフォーマンス向上を目的としたテーピングです。

　　　　　　　　　　　また、このテーピングは階段の昇降や長時間の歩行、重たいものを持ち上げるなど日常生活にも役立ちます。

 当院で使用しているテーピングは、防水加工されたものを使用しており貼ったままお風呂やシャワーも出来ます。また、従来のテープよりはかぶれにくくはなっていますが、かぶれやすいという方には保護スプレー後に貼っております。